税理士試験

税理士試験受験生が優先すべきことは何か

先日、税理士を志望する方と話す機会がありました。

これから税理士を目指すということで、いろいろ思うところがあるものと存じます。

 

受験専念できる方であれば、100%試験に臨めばよいのでしょうが、働きながらの受験となると、仕事と勉強、人によっては家族との時間も含めバランスを取る必要があります。

 

税理士試験は年に1回の試験ですので、そのあたりのバランスの取り方が難しいように感じます。

業界未経験であれば、早く実務に関わりたいという気持ちもあると思いますが、税理士試験の受験生が優先すべきは、何と言っても税理士資格の取得です。

 

そのために必要なことは、やはり環境を整えることだと感じます。

 

実務経験も大事だと考えると思いますが、それよりも勉強をしっかりできる環境が大事でしょう。

 

極端な話、受験勉強ができるなら、一先ず職場は他業種であっても構わないと思います。

 

実務経験はどこかで確保しないといけませんが、優先すべきは受験勉強をできる環境です。

 

受験をしっかりバックアップしてくれる事務所も探せばあるのかもしれませんが、私の感覚ではかなりレアケースだと思います。

どちらかというと、一般的には税理士試験受験生にとっては環境が良くないことが多いです。どうしても仕事優先となり、受験勉強が後回し、あるいは諦めてしまう結果になることもあります。

本末転倒です。

 

とにかく、1年でも早く資格取得することを考えましょう。

 

そのためには、やはり受験勉強をできる環境を整えることが最優先です。

 

実際は仕事を優先せざるを得ないことも多分にあると思いますが、気持ちだけでも試験優先で考えるようにしましょう。

 

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■編集後記
昨日は午後から面談1件。
とある相談対応(書類作成)。
キャンプの片付けで一部やり残したことがあったのでその続きを。

 

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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