税金ほか

償却資産申告書 提出後に誤りに気づいた場合

 

1月末提出の手続きで償却資産の申告があります。

提出してしまった後に、誤りや漏れに気付くこともあるかもしれません。

その場合の手続きについて確認してみたいと思います。

 

同じ1月末提出の手続きに法定調書合計表がありますが、e-Taxで送信している場合、訂正については、訂正前のデータで「無効分」を作成し、訂正後の内容を入力した法定調書合計表と併せて送信することになります。

訂正ではなく、追加である場合については、追加する法定調書と法定調書合計表を作成・送信することになりますが、その際には、追加する分のみの内容(人員・支給金額等)を入力し送信することになります。

 

償却資産申告書の場合はどうかというと、eLTAXで送信している場合、訂正した申告データを作成し、修正全資産送信を行えば済みます。

できれば、修正した申告データについては、備考等に訂正内容、追加がわかるよう記載したほうが良いでしょう。

たくさんデータが送られてくると思いますので、訂正であることがよりわかるようにしたほうがいいかと(紙提出の場合も同様です)。

期限後であってもやることは同じですが、違うのは、誤りに気付いたらできるだけ早く提出するということぐらいでしょうか。

 

 


■編集後記
昨日は午前中、源泉所得税の納付手続きについての相談対応。
余白多めのスケジュールにしているので対応できました。
無事完了してよかったです。
午後からは面談1件。
それ以外は月次などを粛々と。

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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