税金ほか

令和5年分 相続税の申告実績の概要について

 

国税庁のホームページに「令和5年分 相続税の申告実績の概要」が公表されています。

 

相続税については、2013年の税制改正で基礎控除が引き下げられたことにより、2015年以降相続税の課税割合が上昇しております。

 

それ以前は4%台、100件相続が発生した場合、相続税の申告が必要な件数が4件と言われていました。それが、その倍の8%台になったとのこと。

 

「令和5年 相続税の申告実績の概要」によると、2023年分は9.9%で、ほぼ10%まで増加しています。10分の1です。

 

課税対象となる相続人の数も増加傾向にあり、2023年は34万人となっているようです。

 

高齢化の進展に伴い、被相続人の数も増加していますし、おそらく、この傾向は今後も続くものと思われます。また、今後の税制改正の動向も踏まえると、相続税に関わる方ははますます増えていくでしょうね。

 

税理士事務所の業務についても同様で、通常業務の1つとして関わる必要が出てくるものと肌で感じております。

 

 

 

 


■編集後記
昨日は午後から面談1件。
最近筋トレを継続できており意識がちょっとだけ高まっているので、ランニングもと思っておりますが、無理せずウォーキングからスタート。
思ったより日差しが強くて、暑かったです。。
諸々対策していきたいと思います。

ライフ

定期的なメンテナンス、確認は大事だなと思った件

  妻のバイクの点検をしてもらってきました。   私のバイクには定期点検とオイル交換が購入金額に含まれており、適時点検についての案内が届くので、そのタイミングで点検を受けることができます。   ですが、妻のバイクについては、車検もありませんし、能動的に点検を受けようとしないとそのまま放置ということになりかねません。   実際そうなりつつある感じだったのですが、自賠責の更新手続きが必要でせっかくだから一緒に点検を、となった次第です。   移動手段として利用し ...

ReadMore

税金ほか

永年勤続表彰金を支給したときの社会保険、所得税の取り扱い

  永年にわたって勤務してくれている従業員に対し、労いや感謝の気持ちを込めて永年勤続表彰を行う事業所もあると思います。 福利厚生の一貫として導入されていると思いますが、社会保険及び税務上の取り扱いがどのようになるのか確認してみたいと思います。   社会保険の取り扱い 永年勤続表彰金は、金銭や金券、記念品等いずれであっても、次のすべてを満たす場合には、報酬等には含まず、保険料の対象とする必要はありません。 表彰の目的企業の福利厚生施策又は長期勤続の奨励策として実施するもの。なお、支給に併 ...

ReadMore

税金ほか

相続税課税のボーダーライン

  税金には課税されるボーダーラインがあったりします。 所得税が課税されるボーダーラインを年収の壁と言ったりしますが、相続税にも課税のボーダーラインがあります。   相続した財産の価額から一定の控除を差し引いた後の金額が、「基礎控除額」を超えると相続税が課税されることになります。 つまり、この「基礎控除額」がボーダーラインです。   基礎控除額は法定相続人の数で決まります。 計算式は次のとおり。 基礎控除額 = 3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数 法定相続人が ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から 1585日毎日更新中。

-税金ほか

S