税金ほか

不意の確定申告、申告モレに注意したいこと

 

お勤めの方であれば、基本的には勤務先の年末調整で完結するのですが、確定申告をする必要がある(したほうが良い)こともあり得ます。

 

例えば、たまたま医療費が増えて医療費控除を受けられるというときには、年末調整では処理できませんので、確定申告をする必要がでてきます。

もちろん、申告するかどうかは納税者本人が決めることになりますが、控除を受けられるぐらい医療費があるのであれば、確定申告をしたほうが税金を少なくできるので、申告したほうがお得ではあります。

 

たまたま確定申告をするという場合に、申告モレとならないよう注意していただきたい内容があります。

 

例えば、副収入があるという方で、所得が20万円以下なので申告していないというケースもあるかもしれません。

確かに給与所得以外の所得が20万円以下の場合、申告不要の規定があるのですが、何らかの理由で確定申告を行う場合には、この20万円以下の所得についても含めて申告する必要があります。

 

また、ふるさと納税のワンストップ特例制度を利用している方は、確定申告をせずに済むよう実施していると思いますが、不意に確定申告を行う場合には、ワンストップ申請をしている分も含めて確定申告をする必要があります。

 

通常であれば、申告不要だったり、しなくていい内容ですので、不意に行う確定申告の場合、申告モレとなってしまうケースも考えられます。

状況に応じて判断していただければと思います。

 

 


■編集後記
昨日は午後から面談1件。
BGMにしているアニメがもうすぐ終わりそうです(配信されているところまで)。
長めの作品だったので、しばらく楽しめました。
候補がいくつかありますので、その中から次を決めようと思います。

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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