住宅ローンの借り換え後、一定の要件を満たす場合には、住宅ローン控除の対象となります。
住宅ローンを借り換える際には、借り換えに伴う手数料等を組み込む形で行われるため、従前より借入金額が大きくなるケースが多いです。
住宅ローン控除は、あくまで住宅の取得等に直接必要な借入金が対象となるため、調整計算が必要となる場合があります。
借り換え後の新たな住宅ローンが住宅ローン控除の対象となるものである場合は、次のような計算で年末残高を求めます。
A = 借り換え直前における当初の住宅ローン等の残高
B = 借り換えによる新たな住宅ローン等の当初借入金額
C = 借り換えによる新たな住宅ローン等の年末残高
A≧Bの場合
対象額=C
A<Bの場合
対象額=C×A/B
上記のように、借り換え後の住宅ローンの当初借入額が、借り換え直前の従前の住宅ローンの残高より大きい場合には、按分計算が必要となりますので ご注意いただければと思います。
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住宅ローン借り換え後の住宅ローン控除について
住宅ローンの借り換え後も住宅ローン控除を受けられるかご質問をいただくこともあります。 結論としては、一定の条件を満たせば控除を受けることは可能です。 その内容について確認してみたいと思い ...
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【編集後記】
昨日は午前・午後それぞれ面談1件。
それ以外は決算など。
とある相談対応のための調べもの。
勉強になりました。