源泉所得税について、クレジット納付をされているお客様から、サイトの画面が変わって同じようにできないという問い合わせをいただくことがありました。
サイトの仕様変更は定期的に行われるので致し方ないことですが、新しい仕組みに伴うものであったこともあり、些か困惑されてしまったようです。
原因は4月から開始された「自動ダイレクト」によるもののようですね。
「自動ダイレクト」とは、e-Taxで申告等データを送信する際に、必要事項にチェックするだけで、各申告手続きの法定納期限当日に口座引落しにより納付ができる納付方法です。
ダイレクト納付については、送信→納付、と2段階の手続があったので、これまでダイレクト納付による納付をしていた人については、手続を省略できるので便利かもしれません。
ただ、これまで利用できた即時納付を行いたい場合や、別の納付方法を利用したいという場合には当然利用しなくていいのですが、どうやら、ダイレクト納付を利用している場合には、初期値で「自動ダイレクト利用」にチェックが入っているようです。
なので、気付かずに進めていくと、予期せず「自動ダイレクト」を選択しているということも起こり得ます。
自動ダイレクトによる納付を行わない場合には、下図のチェックを外して送信する必要があります。
該当の方は、ご注意いただければと思います。
【編集後記】
昨日は午後から新規対応。
午前中はその準備など。
税理士に求めるニーズも様々あるはずですが、私が関わったケースでは、変更動機がいくつかの理由に偏っている印象です。
たまたまだと思いますが。