医療機関等 税理士

医療機関の税務調査での確認事項(その1)

 

医療機関は、課税所得が高くなる傾向にあり、税務調査の頻度は高い業種と言われています。

私は引きが強くないのか、ありがたいことにそう多くあたっておりません。

 

医療機関の税務調査は、保険診療が多い医療機関の場合、収入について主に確認されるのは窓口負担金に関わる部分となります(期ズレもありますが)。

経験的にもそのような感じでした。

 

多くのケースで、調査の最初の方で、窓口での入金の流れについて重点的に確認されます。

患者さんからの窓口収入が、会計データとして計上されるまでの流れや、どのような資料を元にそれが出来上がるのか、しっかり確認されることになります。

審査支払期間等からの入金は銀行口座に振り込まれることから、誤魔化しようがないので可能性があるとすれば、ということで窓口での収入をチェックするということなのかもしれません。

 

なので、窓口収入の流れについては、より透明性を高めておくのがよいでしょう。

例えば、1日の収入金額をそのまま口座に入金したり、支払いについては小口現金などを別で設定し、収支を混在させない流れにするのも良いかもしれません。

収入と支出を分けるのはひと手間かかりますが、日々の現金チェックはやりやすいので、流れができてしまえば楽だと思います。

 

この辺りがスムーズに説明できるかできないかは、結構大事かもしれませんね。

 

 


■編集後記
昨日は午後から面談1件。
相続についての相談対応など。
いろいろと調べものが多い1日でした。

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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