税金ほか

ふるさと納税のワンストップ特例制度について

ワンストップ特例制度とは、確定申告をすることなく、ふるさと納税の寄付金控除を受けることができる制度です。

 

以下の条件に当てはまる方であれば、利用することが可能です。

  1. 確定申告をする必要のない給与所得者
  2. ふるさと納税以外に確定申告を行う必要がない方
  3. 年間の寄付先が5自治体以内の方

つまり、ふるさと納税以外に申告する必要がなければ利用できる制度となりますね。会社にお勤めの方であれば、問題なく利用できるものと。

 

注意点としましては、寄付の都度ワンストップ特例制度の申請書等の提出が必要であること、そして申請期限があることでしょうか(申請期限は翌年の1月10日必着)。

あと、5自治体以内なので、寄付の回数が6回以上であっても、その自治体が5箇所以内であれば、ワンストップ特例制度は利用可能です。

申請書の記載方法や必要書類については、ご利用のポータルサイトにて説明がありますし、オンライン申請が可能なサイト・自治体もあるようなので、期限ギリギリでも大丈夫なケースもあるかもしれませんが、はじめて制度を活用されるという方は、期限があることはご認識いただければと思います。

 

申請期限に間に合わない場合は、確定申告にて手続きしましょう。

放置はNGです。放置してしまうと、ただただ、寄付金額で返礼品をゲットしただけになってしまいますので。

 

ふるさと納税の制度自体の賛否はあるかと思いますが、お得な制度ですので、個人的には、今のまま制度が継続している間は、活用することをおすすめしています。

 

ふるさと納税には、注意点等もいくつかございますので、ご確認いただければと思います。

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■編集後記
昨日は久しぶりのトレッドミルでのウォーキング(前日の餅つきにより、あちこち筋肉痛だったもので、、)。
傾斜をつけると、ウォーキングもそれなりにハードですね。
いい運動になりました。

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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