税金ほか

ダイレクト納付を利用するための手続【地方税】

 

前回ダイレクト納付を利用するための手続について記事にしました。

参考ダイレクト納付を利用するための手続き【法人】

ダイレクト納付とは、事前に届出等をすることで、e-Taxで申告等した後に届出した預金口座から即時または指定した日に納付することができる手続きです。   私も自分の法人で利用したいと思っており ...

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その記事では国税についてのみフォーカスしてしまいましたが、地方税も利用することができます。

 

本日は地方税(eLTAX)について確認したいと思います。

※eLTAXをまだ利用されていない方は、eLTAXホームページのPCdesk(WEB版)から利用開始手続をする必要があります。

 

とは言っても、基本的には国税の手続と同じような流れになります。

 

ダイレクト納付を利用するための条件についてもほぼ国税と同様です。

地方税でダイレクト納付を利用するには

  • ダイレクト納付が利用できる金融機関に預貯金口座がある
  • eLTAXを利用している
  • 地方税共同機構ダイレクト納付口座振替依頼書を提出する

必要があります。

 

ダイレクト納付口座振替依頼書は、PCdeskで口座情報の登録をすることからスタートします。

 

 

口座情報登録結果の画面の下の方に「申込用紙印刷」ボタンがあるので、それをクリックして、依頼書を出力します。

 

 

出力した依頼書に届出印を押印し、依頼書と一緒に出力される宛名ラベルと切手を封筒に貼付し、金融機関に郵送します。

 

その後、金融機関において審査が行われます。
金融機関の審査翌日に、メッセージボックスに結果が通知され、不備がなければ当日からダイレクト納付が利用できるようになるようです。

 

審査は概ね、10日から30日程度かかるようなので、利用を検討の際は、余裕を持って手続していただければと思います。

 


■編集後記
昨日はとある発注を。
もう少し早くしておけばよかったかなと、、
決断力を鍛えたいと思います。

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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