税金ほか

1,000万円以上のクレジット納付について

 

1,000万円以上の税金をクレジットカードで納付することが可能かどうか。

結論としましては、条件次第では可能です。

 

国税庁のクレジットカード納付手続(https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/nofu-shomei/nofu/credit_nofu/index.htm)に利用可能額について、このような記載があります。

 

1度の手続につき、1,000万円未満、かつ、ご利用になるクレジットカードの決済可能額以下の金額(決済手数料含む)

 

さらっと見てしまうと、なんとなく1,000万円未満が上限なのか、と思ってしまいそうですが、冒頭に記載のとおり”1度”の手続きついての上限額が1,000万円未満ということになります。

これについては、同じく国税庁のQ&A(https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/nofu-shomei/nofu/credit_nofu/credit_qa.htm)にも書かれています。

 

Q2-5 1,000万円以上の国税を納付する場合も、クレジットカード納付を利用することはできますか。
(答)
クレジットカード納付の利用可能額(1,000万円未満、かつ、ご利用になるクレジットカードの決済可能額以下の金額(決済手数料含む))は、クレジットカード納付手続1度ごとの利用可能額となりますので、決済可能額以下であれば、納付手続を複数回行うことで、クレジットカード納付の利用が可能です。

つまり、クレジットカードの利用可能額の範囲であれば、複数回に手続きを分けることで、1,000万円以上の納付も可能ということですね。

やや、めんどくさいと思いますが。。

 

クレジットカードの利用可能額次第ということになりますね。

 

クレジットカード会社によっては、依頼することで、一時的に利用可能額の引き上げに対応してくれるところもあります。
1,000万円以上のクレジット納付を検討の方は、利用可能額の確認を含め、問い合わせしてみるのがいいかもしれませんね。

 


■編集後記
キーボードの不具合について、サポートセンターにご連絡していたところ、新品を再度郵送してくれることになりました。不具合製品については、処分して構わないとのこと。
前回のパソコンのときもそうだったのですが、結果的に良い感じに着地しています。
パソコンについては、実は、誤ってほしいものと別のスペックのものを頼んでいました。
間違った自分が悪いので、使うしかないと思っていたところ、不具合により返品対応となりました。
本来返品不可なのに。実は不運ではないかもしれません。
不運続きなので、躊躇していたのですが、
iPhone、買おうかな。

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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