投資・節約・お金

複利計算|電卓の使い方について

複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う。」

相対性理論を発見したアインシュタイン博士の言葉ですが、複利というのは元本に利息が加わり、新しい元本として再投資されていく仕組みです。

反対に、元本にのみ利息がつくものを「単利」といいます。

 

複利計算されている身近なものとしては、普通預金が挙げられます。

一応、利息に利息がつく仕組みになっております。0.001%ですが。

 

本日は、電卓で複利計算を行う方法をご紹介いたします。

 

 

電卓で複利計算(CASIO製電卓の場合)

まず、私は高校生のときからCASIO製の電卓を使用しているので、CASIOでの計算方法についてご案内したいと思います。

 

前述の普通預金の例で計算してみたいと思います。

普通預金金利0.001%で元本100万円を10年間預けた場合の利息を計算するとします。

CASIO製の電卓の場合、やり方は以下の通りです。

まず、1.00001と入力します(1+0.001%)。

 

次に、「×」を2回押します。

 

そして、1,000,000 と入力。

 

 

最後に、「=」を10回連打。

 

計算結果が、

1000100.0045

と出ると思います。

 

電卓で複利計算(iPhoneの場合)

次に、iPhoneの電卓、「計算機」アプリでの計算方法についてご紹介します。

普通にアプリを立ち上げるとこのように表示されていると思います。

 

 

これを90度横に傾けますと、このようになります(画面縦向きのロック:オフの場合)。

 

 

まず、先程と同様に、1.00001と入力します。

 

真ん中のちょい左上ぐらいにある xy というボタンをタップ。

そして10×1,000,000と入力。

=をタップするとこのように、先程計算した値がでます(当たり前ですが)。

 

 

 

覚えさえすれば、iPhoneの方が工程は少なくて済みますね。

 

まとめ

計算結果の通りなのですが、普通預金金利0.001%の場合、100万円を10年間預けた場合に付く利息は「100円」ということです。

これじゃ、全然増えないわけです。

やはり、投資利回りを上げる工夫を考えないといけないですね。

 


 

税金ほか

税制改正で変わった「年収の壁」②

  これまで103万円を超えると所得税が課税され、なおかつ親の扶養控除にも影響することから、アルバイトの収入を調整している(親から調整するよう言われれている)学生さんもいらっしゃったと思います。 税制改正で、いわゆる「103万円の壁」が見直され、基準となる金額が引き上げられます。 内容について確認したいと思います。   本人(学生)の税金との関係 所得税の壁 基礎控除の見直し、特例の創設等によってこれまでの103万円から160万円に変更となります。   住民税の壁 自治体によ ...

ReadMore

税金ほか

税制改正で変わった「年収の壁」

配偶者の扶養の範囲で、それを超えないように働く時間・働き方を調整しているという方もいらっしゃると思います。 2025年の税制改正で、いわゆる「年収の壁」が見直されています。 そのため調整の基準となる金額が変わってきますので、確認してみたいと思います。   本人の税金との関係 所得税の壁 改正前 103万円 改正後 160万円   住民税の壁 改正前 100万円 改正後 110万円 自治体によっては、均等割という税金がかかるところもありますので、年収の壁も自治体によって異なります。 お住 ...

ReadMore

会計・経理

基礎控除等の見直し、源泉徴収事務への反映時期は

  今般の税制改正では、所得税において給与所得控除、基礎控除等の見直しが行われました。 これに伴い、給与所得の源泉徴収税額表(月額)など、源泉徴収事務に関わる書類等についても見直されています。 源泉徴収事務は大別すると、毎月の給与支払いの際と年末調整事務の2つがありますが、それぞれ見直された書類の反映時期が異なります。   給与等を支払う際の源泉徴収事務 2026年1月1日以後に支払うべき給与等から適用です。 なので、2025年中は改正前のものを適用することになります。   ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

-投資・節約・お金

S