住宅ローンの借り換え後も住宅ローン控除を受けられるかご質問をいただくこともあります。
結論としては、一定の条件を満たせば控除を受けることは可能です。
その内容について確認してみたいと思います。
住宅ローン控除の対象となる住宅ローンは、住宅の取得等に直接必要な借入金である必要があります。
住宅ローン借り換えのための住宅ローンは、「これまでの住宅ローンを消滅させるための新しい借り入れ」であるため、原則として住宅ローン控除の対象となる借入金にはなりません。
しかし、以下の2つの要件を満たす場合には、住宅ローン控除の対象となります。
- 新しい住宅ローンが従前の住宅ローン返済のためのものであると証明できること
- 住宅ローン控除の適用要件を満たしていること
借り換え後も要件を満たせば控除可能ですが、借り換えたタイミングで適用期間が延長されるものではありません(居住を開始した時点からのカウントは変わりません)。
また、借り換え後は年末残高の調整計算が必要となるケースもありますので、ご注意いただければと思います。
【編集後記】
昨日はオフ。
いつもと違うコースをウォーキング。
目線の高さ、スピードが違うだけで景色が変わりますね。