税金ほか

所得税の予定納税について

 

確定申告の誤りの多い事例に「予定納税額の記載漏れ」という内容があるようです。

確定申告についての案内等にも記載されいるのをみたりします。

 

 

所得税の予定納税とは

予定納税とは、簡単にいうと「税金の前払い」です。

前年の所得税額が一定の金額以上となった場合に、納税義務が発生します。

個人事業主など事業をされている方だけが対象というわけではありません。

 

予定納税基準額

所得が事業所得・不動産所得・給与所得などの恒常的な所得のみの場合は、前年の申告納税額が予定納税基準額となります。

この金額が15万円以上となっている場合、予定納税の納税義務が発生することになります。

 

予定納税の納付時期

予定納税は2回に分けて納付することになります。

1回目が7月31日、2回目が11月30日、確定申告で計算された税額からこの予定納税額を差し引いて納めることになります。

税額を3回払いにするようなイメージです。

 

不意に予定納税が発生しているケースだと、納付していること自体を忘れていたり、手続きがよくわからず記載漏れとなるケースも多いのでしょうね。

ご注意いただければと思います。

 

 

 


■編集後記
昨日はカワサキプラザさんから連絡。
納車日が確定しました。
いよいよです。
ちょっと緊張しております。。

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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