独立

独立するタイミングについて

いつ独立しようと考えたのかご質問いただくこともあります。
本日は税理士が独立するのに適したタイミングがあるのか考えてみます。

 

 

 

独立は少数派

なんとなく、税理士を目指している方は最終的には独立を目指しているものと思い込んでいました。
独立開業できる資格ですし、自分も税理士を目指し始めた頃から、いつかは独立もあり?などと考えていたと思います。自分が考えていた時期より早めの独立となりましたが。。

ただ、実際のところ、独立したい人ばかりではないことに気付かされました。

大学院では、税理士資格は勤務先でのキャリアアップのためという方もいらっしゃいましたし、まったく独立するつもりはないし、定年まで今のところで働くつもり、という方もいました。

独立を考える方は少数派なのかもしれませんね。

独立を考える人は少数派なのかもしれませんが、今はブログや本などで、実体験等を知ることができる時代です。

より具体的にイメージできるようになるので、独立を考えている人にとってはありがたいことですね。

 

 

独立しないと経験できないことも多い

独立したばかりの頃、「わからないことがあったらどうするんですか?」といったことを聞かれることもありました。

不安がないのか?ということだと思いますが、ないと言えば嘘になるでしょう。

色んな種類の不安があるのは事実です。

かと言って、すべての仕事ができるようになったら、わからないことがなくなったら、不安がなくなったら、などと考えていたらいつまで経っても独立することはできないでしょう。

不安がなくなることはないですし、わからないことは何かしら発生します。
税法も毎年変わりますし。

すべてが万全の状態での独立というのはなかなか難しいことかもしれません。

勤務しているときの経験も土台として役に立つものではありますが、独立後でしか経験できないことも多いです。

 

 

独立するのに適したタイミング

結果、税理士が独立するのに適したタイミングがあるか、という話ですが、個人的に1番わかりやすいのは、「税理士資格取得」かなと感じます。

税理士試験の受験について、特別の配慮があったという場合を除けば、別に不義理になることもないでしょう。

勤務することで応えているわけですから。

 

独立後は、収入なども不安定になりますが、勤めているから安定というわけではないです。

事業継続が叶わないこともあるかもしれませんし、収入以外の何かが乱されるかもしれません。

私が0スタートではないのでそう思うだけかもしれませんが、収入の安定も大事ですが、心の安定もまた大事なことだと感じます。

タイミングは人それぞれだとは思いますが、独立を考えているのであれば、できるだけ早いタイミングで計画するのが良いのでは?と思っています。

私は、当初の予定より早いタイミングでの独立となりましたが、結果的には良かったです。

 

 


■編集後記
昨日はとある食事会。
誠におめでとうございます!
楽しい時間でした。
ありがとうございました!

 

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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