通信制大学院

東亜大学通信制大学院|かかった費用について

2017年4月に東亜大学通信制大学院に入学しました。

税法科目を1科目合格したとき、税理士試験の税法2科目の免除のため、大学院を検討し始めたのですが、近くに通えるところがなかったこともあり、選択肢もそうなかったのですが、通信制の東亜大学大学院を受験することにしました。

今回は、通信制の東亜大学大学院で、実際にかかった学費・費用について記事にしたいと思います。
ホームページにも掲載されているので、調べればわかることですが、結構高い方かもしれません。。

ちなみに、私は諸事情があり、通常2年のところを3年計画で卒業しているため、プラスαの費用については今回除きたいと思います。。
また、別の機会に記事にします。

 

 

入学金・授業料等

一番大きい金額は、授業料等の学費です。

  • 入学検定料   30,000円
  • 入学金   200,000円
  • 授業料   630,000円
  • 教育充実費 300,000円

2年間の合計は、2,090,000円

ただ、私としては、通信制というところに魅力を感じましたので(近くに通えるところもないし)、授業料の高さは許容できました(結構無理しましたが)。

授業料等以外の費用

授業料等の金額が、総費用の大部分を占めるのは当然なのですが、それ以外の費用もあります。

スクーリング費用

通信制ということもあり、年に2回ほど合同スクーリングが行われます。

  • スクーリング費用 20,000円

確か1年目のみ発生したと思います。

計 40,000円

旅費・宿泊費等

本校は山口県にあるのですが、スクーリングなど全体で集まるときは東京の会場で行われるため、長崎在住の私の場合、東京までの旅費がかかりました。1年目は大学側で宿泊の手配をしていただけるのですが、2年目からは自分で予約しなければいけません。ですので、2年目以降は航空券代+宿泊費がかかります。
私はJALマイラーなので、JALパックを利用することが多かったです。

あと、合同スクーリング以外に自主ゼミといって、所属するゼミ独自のスクーリングが数回行われます。また、希望者は論文公聴会の見学が可能となっているので、参加する場合はその分の旅費も加算されますね。
私も一応参加しました。
その他、長崎空港での駐車場代や東京での移動代も。

  • 旅費・宿泊費   計273,500円(おそらく7行程、平均2~3泊)

先得等で安いプランで購入したので、泊数の割には費用は抑えられたと思います。

書籍代・コピーサービス

レポート作成や論文作成時の参考図書として、いくつかの書籍を購入しました。
私は他の人と比べると、そう多くは購入していないかもしれませんが、中古も含めて10冊ほど購入しているようです。
それ以外に、国会図書館の複写サービス、日本税務研究センター、租税資料館の貸し出しも利用しました。

  • 書籍代         29,323円
  • 国会図書館       14,546円
  • 日本税務研究センター    1,339円
  • 租税資料館(コピー含む)   2,370円

計 47,578円

できるだけ、県立図書館にあるものは借りるようにし、ないものについても購入・取寄依頼サービスを実施しました。

郵送料

通信制のためレポート、論文等の提出は大学事務室へ郵送で行います。
期限ギリギリになることもあり、速達の簡易書留等を利用したので、チリツモでそれなりにかかってますね。

  • 郵送料    9,014円

早め早めに取り組めれば、もう少し安くできるかもしれません。

その他

証明写真    1,600円(受験時と入学時)
製本セット   2,197円(大学への最終論文提出、国税への提出)
公聴会参加費 28,000円(公聴会時の宿泊費等 大学で手配)

 

かかった総額

これらを合計すると、2,491,889円 でした(ひえー)。

ただ、あくまで長崎に住んでいる私の場合の例ですので、東京に近い方だと旅費の部分は結構違って来ると思います。

また、あくまで私が在籍していた時期のものですので、現在は多少変わっている可能性もあります。
目安程度として参考にしていただければと思います。おそらく公聴会等もオンラインでの開催だったと聞いておりますので、費用も多少違っているのかもしれませんね。

 

まとめ

集計してみると、やはりそれなりの金額となりますので、躊躇されるかもしれませんが、通信制だからこそのメリットもありました。

就業時間に影響を与えることがないので、給料も維持できます。
残業代が付いている方であればなおのこと(私の場合みなし残業的な裁量労働制で関係なしです)。

授業もオンデマンド形式で、自分の都合のいい時間帯に履修することができるので、時間の融通が利き良いかなと感じます。

ただ、就業時間外で授業・レポート・論文執筆はそれなりにハードです。
計画的に行わないと、2年間で終わりきれないことも(私のように)。。

私は1年時、プラス税理士試験(簿記論が残ってました)がありましたので、スケジュールやばめでした。

 

無事修了することができたから言えることかもしれませんが、大学院を選択してよかったと思っています。
論文作成中は、見えないゴールに向かっていく苦しさがありましたが、着実に前進していく実感もありました。
人によるとは思いますが、個人的には税理士試験より確実性は高いのではないかと感じます。

ただ、大学(もしくは所属ゼミ・教授)との相性みたいなものもあるので、必ず論文を書き上げることができるかどうか、微妙なところも正直あります。
実際、留年率もそれなりに高くなってきているようですし、卒業できない方もいらっしゃいます。

私も入学が決まった頃は、「やった!2科目ゲット!」と軽く考えておりましたが、思った以上に、論文作成は簡単ではありませんでした。
今思うのは、しっかり時間をかけることができるかどうか、それがネックとなるように思います。

あと、家族の理解も大事ですね。

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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