会計・経理 税金ほか

天井埋込み型エアコンの耐用年数について

仕事場のエアコン。

暖房がよくきくと聞いておりましたが、しっかりきいております。

快適です。

 

本日はエアコンの耐用年数について記事にします。

 

 

冷暖房設備の耐用年数

一般的な家庭用エアコンの耐用年数は、税務上6年(器具備品)となっています。

資産の種類などによって、税務上の耐用年数が定められているのですが、建物附属設備の中にも「冷房、暖房、通風又はボイラー設備」というものがあります。

こちらだと、耐用年数は15年と13年のどちらかになります(冷凍機の出力ワット数で異なります)。

 

天井埋込み型エアコンは建物附属設備?

天井埋込み型のエアコンは、なんとなく、建物に「埋め込んでいる」わけですから、建物附属設備と考えてしまいそうですが、実はそうとは限りません。

器具備品か建物附属設備かで、耐用年数が7年か9年違ってきますし、償却方法も建物附属設備の場合は定額法のみとなるため、購入当初は特に「減価償却費」が大きく異なることになります。

まあ、耐用年数をすべて経過してしまえば、経費になる金額は一緒ではあるのですが、経費になるのはできるだけ早いほうがいいでしょうし、資産区分によって税制面の優遇が変わるケースもありますので、判断を謝らないようにしたいものです。

 

資産区分の判定について

通達(課税庁の内部規定)にはこのように書かれています。

耐用年数通達2-2-4(1)冷却装置、冷風装置等が一つのキャビネットに組み合わされたパッケージドタイプのエアーコンディショナーであっても、ダクトを通じて相当広範囲にわたって冷房するものは、「器具及び備品」に掲げる「冷房用機器」に該当せず、「建物附属設備」の冷房設備に該当することに留意する。

 

家庭用エアコンは前述のとおり「器具備品」。パッケージドタイプのエアコンとは、家庭用より大きな「業務用エアコン」と考えれば大丈夫でしょう。

ですので、「業務用エアコン」のうち、一定のものが「建物附属設備」に該当することになります。

「ダクトを通じて」相当広範囲、というところがポイントになるのでしょう。

建物を建設したあとで、用意に取り付け・取替ができるものは「器具備品」という感じですかね。

実態に即して慎重に判断していただければと思います。

 


■編集後記
上の娘が生活の時間に町探検で近くの紅葉スポットに行ってきたようです。
私と妻に「もみじのはっぱ」をお土産に持ってきてくれました。

ブログ

ブログの継続日数カウンターを再設置することにした

    カウントアップの効果 やりたいこと(やりたくないこと)など、リストにして眺めることでの一定の効果を感じています。 可視化することで、整理することができたり、モチベーションアップに繋がったということも、経験としてあります。   ブログを毎日更新すると決めて、100日目となった際にブログ継続日数がわかるカウンターを設置しました。 毎日書いていれば、カウンターを設置しなくてもWordPressの画面でわかるのですが、目に付くところに表示すること、自分以外にも見えるようにする ...

ReadMore

ライフ

体重が増えたのは記録が偏っていたせいかもしれない

記録を怠っていただけではなかったかも。。   ちょっと前に体重記録の「ルール変更」を見直すという記事を書きました。 ですが、それだけではなく記録が足りてなかったのかも、とある動画をみていて感じたので、試しているものがあります。     記録で得られるものは多い いろいろと記録しています。 仕事に関することもそうですが、それ以外では体重や就寝・起床時間など。 分析や比較、傾向がわかったり、細かく記録することでマニュアル代わりになったりと、色々とメリットを感じています。 &nbs ...

ReadMore

会計・経理 医療機関等 税金ほか

医療機関の収入に係る消費税区分について

  医療機関の収入については、保険診療報酬等は消費税が非課税となっています。 医療事業から生じる収入のすべてが消費税非課税ということではなく、収入の内容によっては、課税対象となるものもあります。 そのため、実務においては、保険診療以外の収入の課税・非課税の区分が重要となります。   非課税 保険診療以外で非課税となるものは次のようなものがあります。 自賠責収入 労災収入 助産に係る収入のうち一定のもの など   課税 次のような自由診療、付随サービスについては課税取引となりま ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から 1571日毎日更新中。

-会計・経理, 税金ほか

S