税金ほか

課税売上割合の端数処理の取扱い

 

消費税法上、その課税期間の課税売上高が5億円を超えるとき、またはその課税期間における課税売上割合が95%に満たないときは、課税仕入れ等に係る消費税額は、その全額を控除することはできません。

個別対応方式または一括比例配分方式のいずれかの方法により計算した金額で控除することになります(それぞれの細かい説明は割愛します)。

 

課税売上割合とは、文字通りですが、課税期間中の総売上高に占める課税売上高の割合です。

 

課税売上割合の計算においては、原則、端数処理は行わないことになっています。

 

例外として、事業者が任意の位以下の端数を切り捨てて計算しているときは、これを認めるとされています。

 

ただし、認められるのは切り捨てた数値であって、四捨五入することは認められていませんのでご注意いただければと思います。

 

 

 

 


■編集後記
昨日はオフ。
娘たちはお友だちと近くの公園へ。
誕生日の子がいるらしく、サプライズ的なことを実施するようです。
私と妻は、墓参りと帰宅後アマプラで映画鑑賞など。
ツーリングにでも行こうかと思ったのですが、風が強かったので見送ることにしました。
近いうちにまた企画します。

税金ほか

食事を現物支給した場合の所得税の取り扱い

  金銭支給以外で給与所得に含まれるもの 給与は金銭で支給されるのが一般的ですが、金銭以外のものであっても給与所得となるものもあります。 一般的に「現物給与」と呼ばれたりしますが、食事の現物支給や商品を安く購入できたりといった、「経済的利益」という形で支給されるものもあります。 主なケースとして4つあげられています。 物品その他の資産を無償または低い価額により譲渡したことによる経済的利益 土地、家屋、金銭その他の資産を無償または低い対価により貸し付けたことによる経済的利益 福利厚生施設の利用など ...

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医療機関等

2025年度オンライン資格確認の導入支援について

  オンライン資格確認を導入する医療機関等に対する導入支援について、2025年度の支援内容が厚労省の事務連絡で発出されました。   今年度の補助対象は、次のような特定の導入ケースに要する機器の費用です。 訪問診療等、オンライン診療等、外来診療等(通常とは異なる動線・機器故障時等の資格確認)におけるオンライン資格確認(居宅同意取得型)の導入 義務化対象外施設におけるオンライン資格確認(資格確認限定型)の導入   また、今年度新たに顔認証付きカードリーダー等の機器が故障した時等の ...

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税金ほか

学生アルバイトの社会保険の扶養基準(変更)について

  2025年の税制改正で、19歳以上23歳未満の大学生等を扶養する人が受けられる扶養控除の範囲が広がります。 この改正により、学生本人の給与収入が150万円以下であれば、満額控除(63万円)が受けられるようになります。   これに伴い、19歳以上23歳未満の人の健康保険の認定対象者の年間収入に係る認定要件について、2025年10月から変更の方向が示されています。   具体的には、現状130万円未満であるところを当該認定対象者(被保険者の配偶者を除く)が19歳以上23歳未満の ...

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から 1579日毎日更新中。

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