税金ほか

最低賃金の確認方法について

 

以前の記事で、地域別最低賃金額と比較確認する賃金額について、その対象となる(ならない)賃金について確認しました。

参考最低賃金の計算で対象となる賃金

  地域別最低賃金額改定の時期です。 今年度は目安額として50円の引上げが政府から示されており、全国加重平均では前年度に引き続き過去最大の上げ幅となります。 最低賃金を下回っていないか確認が ...

続きを見る

 

本日は、対象となる賃金が地域別最低賃金額以上となっているか比較するための計算方法について確認してみたいと思います。

 

地域別最低賃金額は時間額で設定されているので、日給や月給の場合には時間額を計算して比較確認することになります。

 

最低賃金の確認方法

  • 時間給の場合
    時間給 ≧ 最低賃金額(時間額)
  • 日給の場合
    日給÷1日の所定労働時間 = 時間額 ≧ 最低賃金額(時間額)
  • 月給の場合
    1日の所定労働時間 × 年間の所定労働日数 ÷ 12ヶ月
    = 月の平均所定労働時間
    月給 ÷ 月の平均所定労働時間 = 時間額 ≧最低賃金額(時間額)

 

1日の所定労働時間とは、就業規則等で定める休憩時間を除く始業時刻から終業時刻までの時間です。また、年間所定労働日数とは、就業規則等で定める休日、休暇を除く1年間の労働日数をいいます。

 

時給は確認しやすいですが、月給の場合は計算して確認しないといけないので、気付かずに、実は下回っていたということがないようご確認いただければと思います。

 

 

 

 


■編集後記
昨日は午前中プライベートの外出予定1件。
思ったより時間がかかりましたが、とりあえず一段落。
午後からは決算と月次を少々。

ブログ

ブログの継続日数カウンターを再設置することにした

    カウントアップの効果 やりたいこと(やりたくないこと)など、リストにして眺めることでの一定の効果を感じています。 可視化することで、整理することができたり、モチベーションアップに繋がったということも、経験としてあります。   ブログを毎日更新すると決めて、100日目となった際にブログ継続日数がわかるカウンターを設置しました。 毎日書いていれば、カウンターを設置しなくてもWordPressの画面でわかるのですが、目に付くところに表示すること、自分以外にも見えるようにする ...

ReadMore

ライフ

体重が増えたのは記録が偏っていたせいかもしれない

記録を怠っていただけではなかったかも。。   ちょっと前に体重記録の「ルール変更」を見直すという記事を書きました。 ですが、それだけではなく記録が足りてなかったのかも、とある動画をみていて感じたので、試しているものがあります。     記録で得られるものは多い いろいろと記録しています。 仕事に関することもそうですが、それ以外では体重や就寝・起床時間など。 分析や比較、傾向がわかったり、細かく記録することでマニュアル代わりになったりと、色々とメリットを感じています。 &nbs ...

ReadMore

会計・経理 医療機関等 税金ほか

医療機関の収入に係る消費税区分について

  医療機関の収入については、保険診療報酬等は消費税が非課税となっています。 医療事業から生じる収入のすべてが消費税非課税ということではなく、収入の内容によっては、課税対象となるものもあります。 そのため、実務においては、保険診療以外の収入の課税・非課税の区分が重要となります。   非課税 保険診療以外で非課税となるものは次のようなものがあります。 自賠責収入 労災収入 助産に係る収入のうち一定のもの など   課税 次のような自由診療、付随サービスについては課税取引となりま ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から 1572日毎日更新中。

-税金ほか

S