税金ほか

個人事業主の家事関連費について

 

プライベート上の費用(家事費)は必要経費とはなりません。

ただ、個人事業の場合には、1つの支出が家事上・業務上の両方に関わるものがあります。

このような費用を家事関連費といいます。

 

家事関連費のうち必要経費になるのは、業務遂行上必要なもので、その必要な部分を明らかに区分できるその区分できる金額に限られます。

明らかに区分というのは、何かしら合理的な基準で按分するということですね。

例えば、家賃であれば平米数とか、車両関係の費用であれば走行距離などで按分することになります。

 

どんな費用でも家事関連費となるわけではありませんし(家族に支払うものなど)、申告区分によって判断基準が異なる部分もあったりしますが、プライベートと兼用しているものについては、検討する必要があることが多いです。

 

逆に、家事分として必要経費に計上されていないものに、家事関連費として按分計上できるものがないかも検討しましょう。

 

 


■編集後記
昨日はオフ。
娘たちはばあちゃんちにお泊り。
いとこのお姉ちゃんも一緒だったので、楽しみにしておりました。
存分に楽しんできたようです。
親たちは焼き鳥屋さんでテイクアウトして、ゆっくり晩酌でもと考えましたが、お店の都合で叶わず、スーパーの惣菜に変更となりました。
おいしかったんですけどね、、
未遂に終わったので、近いうちに焼き鳥リベンジしたいと思います。

ライフ 独立

パパとママは暇なときに仕事してるんだよねと言われた件

  下の娘から、とある会話の中で言われました。 決してそんなことはないのですが、、   ただ、娘からの目線で捉えたときに、そのように映っているのかな?と考えたら、そんなに悪くないことかなと思ったりしています。   具体的にその意味を聞いたわけではないので、その言葉の真意はわかりませんが、仮に本人(娘たち)と過ごす時間がメインで、それ以外の時間が「暇な時間」と捉えているとしたら、家族との時間を大事にしたいと考えている私にとっては、意図した形にはなっていますね。   間 ...

ReadMore

税金ほか

「生計を一にする」とは

  税務の話の中で、「生計を一にする」という表現が使われるシーンがよくあります。 ちなみに(せいけいをいつにする)と読みます。   「生計を一にする」とは、日常で使うお金を同じにしているという意味です。 同じ財布で生活している、と表現されることもありますが、もちろん物理的に同じ財布を使っているという意味ではないですね。   「生計を一にする」の判断基準は、あくまで日常で使うお金を同じにしているかどうかで、同居条件があるわけではありません。 例えば、 単身赴任 進学した子どもが ...

ReadMore

税金ほか

雇用保険料の対象となる賃金

  所得税と社会保険料では対象となる賃金の取り扱いが少し異なります。   雇用保険料の対象となる賃金は、「労働の代償として会社が従業員に対して支払うすべてのもの」です。 給料、賞与、手当等、名称は問いません。   所得税との取り扱いで違いがあるものとして、「通勤手当」があげられます。 所得税での取り扱いにおいて、通勤手当は通勤手段ごとに決まった金額までは非課税とすることができますが、雇用保険料においては、対象となる賃金に含まれます。   なお、食事や社宅など現物給付 ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

-税金ほか

S