投資・節約・お金

iDeCo(個人型確定拠出年金)について③

 

以前、iDeCoの加入方法、受け取りまでの流れについて記事にしました。

 

今回はiDeCoの税制優遇措置について確認してみたいと思います。

 

iDeCoは、掛け金の拠出時、運用時、給付時、それぞれで税制の優遇措置が設けられています。

  1. 掛金が全額所得控除
    掛金の全額が小規模企業共済等掛金控除の対象となります

  2. 運用益は非課税で再投資
    一般口座、特定口座による運用では、運用益に対して20.315%の税率で課税されるのに対し、iDeCoにおいては、運用益は非課税で再投資されます。

  3. 受取時も所得控除
    給付される金額は課税対象となりますが、年金で受け取る場合は公的年金等控除、一時金で受け取る場合は退職所得控除の対象となります。

 

以前の記事でも触れておりますが、これらの優遇措置があるのですが、すべての人におすすめできないデメリットもあります。

なぜ、万人向けではないかというと、資金が60歳まで拘束されるからです。

それ以外にも留意すべき点がいくつかありますが、投資系で税制の優遇措置が設けられているのはiDeCoとNISAぐらいなので、留意点を理解したうえで、できれば両方活用したいところです。

 

参考iDeCo(個人型確定拠出年金)について②

以前、iDeCoの加入対象者、加入可能年齢について記事にしました。 本日はその続きの記事として、iDeCoの加入方法、流れなどについて確認してみたいと思います。   運用管理機関(金融機関) ...

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■編集後記
昨日はとある会食(同業の方々)。
いつもながら、楽しい時間でした。
また、よろしくお願いします。

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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