税金ほか

ETCカードの利用とインボイス

 

高速道路でETCカードを利用している場合には、その場で利用明細書をもらうわけではありません。

 

クレジットカード会社が発行する利用明細で確認することができますが、このクレジットカードの利用明細はインボイス(適格請求書)には該当しません。

 

なので、原則として高速道路でETCカードを利用する場合には、ご自身で「ETC利用紹介サービス」から通行料金が確定した後に「利用明細書」をダウンロードする必要があります。

 

ですが、高速道路の利用が多頻度にわたるなどの事情で、すべての高速道路の利用についての利用明細の保存が困難なときは、クレジットカード会社からの利用明細書と、利用した高速道路会社等の任意の一取引に係る利用証明書をダウンロードし、併せて保存することで仕入税額控除を行って差し支えないことになっています。

 

この利用証明書については、クレジットカード利用明細書の受領ごとに毎月保存する必要はなく、利用した高速道路会社等ごとに任意の一取引に係る利用明細書を1回のみ取得・保存することで差し支えありません。

 

 

 


■編集後記
昨日は午後から面談1件。
とある準備を粛々と。
とりあえず間に合いそうです。

税金ほか

税制改正で変わった「年収の壁」②

  これまで103万円を超えると所得税が課税され、なおかつ親の扶養控除にも影響することから、アルバイトの収入を調整している(親から調整するよう言われれている)学生さんもいらっしゃったと思います。 税制改正で、いわゆる「103万円の壁」が見直され、基準となる金額が引き上げられます。 内容について確認したいと思います。   本人(学生)の税金との関係 所得税の壁 基礎控除の見直し、特例の創設等によってこれまでの103万円から160万円に変更となります。   住民税の壁 自治体によ ...

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税金ほか

税制改正で変わった「年収の壁」

配偶者の扶養の範囲で、それを超えないように働く時間・働き方を調整しているという方もいらっしゃると思います。 2025年の税制改正で、いわゆる「年収の壁」が見直されています。 そのため調整の基準となる金額が変わってきますので、確認してみたいと思います。   本人の税金との関係 所得税の壁 改正前 103万円 改正後 160万円   住民税の壁 改正前 100万円 改正後 110万円 自治体によっては、均等割という税金がかかるところもありますので、年収の壁も自治体によって異なります。 お住 ...

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会計・経理

基礎控除等の見直し、源泉徴収事務への反映時期は

  今般の税制改正では、所得税において給与所得控除、基礎控除等の見直しが行われました。 これに伴い、給与所得の源泉徴収税額表(月額)など、源泉徴収事務に関わる書類等についても見直されています。 源泉徴収事務は大別すると、毎月の給与支払いの際と年末調整事務の2つがありますが、それぞれ見直された書類の反映時期が異なります。   給与等を支払う際の源泉徴収事務 2026年1月1日以後に支払うべき給与等から適用です。 なので、2025年中は改正前のものを適用することになります。   ...

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  • この記事を書いた人

平川吉輝

税理士、AFP
1979年8月13日生、45歳。
長崎県長崎市在住。
2021年2月1日から日々更新中。

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